第46回日本リンパ学会総会

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会頭挨拶

第46回日本リンパ学会総会
会頭 渡部徹郎
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 病態生化学分野 教授

会頭挨拶その4(開会式)

 皆さん、おはようございます。このたび、第46回日本リンパ学会総会を開催させて頂くことになりました東京医科歯科大学の渡部です。伝統のある日本リンパ学会総会の会頭を拝命し、大変光栄に存じております。また、本総会に参加して頂いた皆様に深く感謝します。

 先程からスライドショーでお見せしているように、本総会のテーマは「繋ぐ」といたしました。

 2019年の12月から始まった新型コロナウィルス感染症の世界的な拡大に伴って、私たちの生活はすっかり変わってしまいました。人と人とが近い距離で会うことが難しくなり、そうした生活が2年以上続く中で、私たちの心の中で「人と人との繋がり」を保とうとする気持ちが希薄になりつつあるのではないかと思います。

 一方でこうした学術総会は、個々で行っている研究活動の成果を1年に1回集まって共有して、その繋がりを通じてさらに研究を発展させていく大事な機会だと思います。コロナ禍の中の日本リンパ学会総会は今回で3回目となりますが、第44回の穂刈会頭と第45回の木股会頭の思いを受けまして、本総会では参加して頂いた皆様の絆を繋ぐことを目指したいと思います。本来ならば現地参加を希望される全ての方々に会場である東京医科歯科大学に来て頂きたかったのですが、開催方式を決定した今年2月は東京においてCOVID-19の新規感染者が一日平均1万7千人も出ていたため、制限された形でのハイブリッド開催となったことは残念に思っております。

 ただ、「繋ぐ」というメッセージには「学問領域を繋ぐ」という思いも込めています。日本リンパ学会は循環器学、免疫学、腫瘍学という3つの学問領域を「繋ぐ」ことを目指しています。そこで本総会では、日本血管生物医学会 ・日本消化器免疫学会 ・日本癌学会 さらに日本リンパ浮腫学会 との共催シンポジウムを開催することで、5つの学会を繋ぎました。さらに、全てのセッションにおいて基礎系研究者と臨床系研究者が講演することで「基礎と臨床を繋ぎ」、シニアと若手が講演することで「世代を繋ぎ」、オーストラリアからNatasha Harvey先生をオンラインで招いて海外特別講演を開催することで「世界を繋ぐ」総会になることを楽しみにしております。

 このような充実した総会となったのは、日本リンパ学会の大橋理事長ならびに理事・評議員そして会員の皆様のご指導・ご支援があったことを心より感謝いたします。特に執行委員として2年前からご尽力いただいた北川先生、北村先生、穂刈先生に御礼申し上げます。また、東京医科歯科大学において実行委員としてご支援頂いた岡本先生、笹野先生、原田先生、森先生にも感謝申し上げます。さらに、特別講演を担当して頂く宮川先生と、私の恩師である宮園先生にも深く御礼申し上げます。また、ご講演ならびに座長をして頂く先生方、特に若手の方々のご活躍を楽しみにしております。この総会で皆さんの研究成果をアピールして頂き、参加者の皆さんと繋がってください。

 参加して頂いた皆様にとって実りある2日間となることを祈念し、開会の挨拶とさせていただきます。

(2022年6月3日)


会頭挨拶その3

 新年度も始まり第46回日本リンパ学会総会の開幕まで、あと2か月となりました。おかげさまで例年と遜色がない数の一般口演の応募を頂き、プログラムもほぼ完成致しました。本総会のテーマとして「繋ぐ」という言葉を掲げましたが、日本血管生物医学会日本消化器免疫学会日本癌学会日本リンパ浮腫学会 との共催シンポジウムを開催することで、「学問領域を繋ぐ」ことを目指しています。また、全てのセッションにおいて基礎系研究者と臨床系研究者が講演することで「基礎と臨床を繋ぎ」、シニアと若手が講演することで「世代を繋ぎ」、海外特別講演を開催することで「世界を繋ぐ」総会になることを楽しみにしております。

 さて、もう一つの「参加者を繋ぐ」という目的のために、本総会では東京医科歯科大学 における現地開催とオンラインを併用した “ハイブリッド形式”で開催することを目指しています。ただ、会頭を拝命した2020年9月から毎日のように、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内感染状況を追い、特にここ半年は新規感染者の増減に一喜一憂してきました(もちろんCOVID-19に罹患された方々とご家族の皆様に対し、心よりお見舞い申し上げますとともに、感染拡大防止や治療などに日々ご尽力されている保健機関、医療従事者の皆様に深く敬意を表し、感謝申し上げます)。その中で私自身が数多くの学術集会に参加して、本総会に参加して頂く方々にとってどのような形式で開催するのが安心で、実りがあるのかと考えてまいりました。そして本総会の関係者ならびに日本リンパ学会の皆様と議論を重ねた結果、「現地開催の規模を縮小した形でのハイブリッド形式」で開催するという苦渋の決断を行うことと致しました。残念ながら全ての参加者に現地参加をして頂くことは叶わなくなりましたが、この方式で開催することによりよっぽどの感染状況にならない限り、計画しているハイブリッド開催を実施することが可能ではないかと考えております。もちろん、会期中のライブ配信による活発な討論を可能として、会期後のオンデマンド配信を実施することでハイブリッド開催の長所を最大限に活用したいと考えております。

 コロナ禍の中の日本リンパ学会総会は3回目となりますが、これまでの経験を最大限に活かしつつ、参加して頂いた方々に「繋がることができた」という感想を持って頂けるような実りある総会にしたいと会期当日まで全力で準備を進めたいと思います。

 6月3日・4日に多くの方々とお会いすることを楽しみにしております。

(2022年4月)


会頭挨拶その2

 北京冬季オリンピック2022も終了し、第46回日本リンパ学会総会開催まで残すところ100日となりました。現在、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が猛威を振るい、全国の新規感染者数がかつてない数になっています。最近になって少し感染者数がピークアウトしつつあるという希望的観測も出ながらも、さらなる変異株の報道もあり、予断を許さない状況です。

 第46回日本リンパ学会総会は、東京医科歯科大学における現地開催とオンラインを併用した “ハイブリッド形式”で開催されます。ただ今後、感染状況によっては、東京医科歯科大学における開催は困難になるかもしれません。現地でリンパ学について議論したいという参加者の望みを叶えつつ、「より安心・安全な総会」を開催するには何をすべきか、組織委員会で色々検討しているところです。例年多くの医療従事者もご参加になる本総会において、感染を拡大することはできませんので、現地参加希望の皆様にオンライン参加をお願いすることになるかもしれません。ただ、オンラインで参加した方々にもLIVEで議論ができて、さらにオンデマンドで講演内容を配信することで充実した総会にしていきたいと日々努力しております。

 総会の開催形式についてはホームページで随時報告していきますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。本総会のテーマである「繋ぐ」を実現しつつ、安心してリンパ学を生で議論できる“より安心・安全な”総会開催を皆様と共に実現して参りたいと思います。

(2022年2月)


会頭挨拶その1

 このたび、2022年6月3日(金)・4日(土)の2日間、第46回日本リンパ学会総会をさせて頂くことになりました。伝統のある日本リンパ学会総会の会頭を拝命し、大変光栄に存じております。

 本総会のテーマは「繋ぐ」といたしました。

 今回の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大に伴って、世界でさまざまな分断が進んでおります。多くの学会の総会がオンライン開催を余儀なくされ、会員同士のつながりが希薄となりつつある中ではありますが、本学会役員の先生方をはじめ多くの会員の先生方に開催に向けてのご支援ご協力をいただき、総会の重要な目的である会員の絆を繋いで頂いたことを深く感謝いたしております。

 また、「繋ぐ」というテーマには、今回のシンポジウムで取り上げたリンパ管が全身の末梢組織の体液をリンパとして静脈に還流するという全身を「繋ぐ」組織であるという意味も含んでおります。

 本学会は循環器学、免疫学、腫瘍学という3つの学問領域を、基礎と臨床の隔てなく「繋ぐ」ことを目指しておりますので、第46回総会ではこれまでの伝統を引き継ぐ形で実りある会にしていきたいと思います。

 さらに、今回のCOVID-19の拡大の中で急速に進んでいることが、オンラインにより世界を「繋ぐ」という流れです。オンラインならではのメリットを活かして海外から高名な研究者に講演をして頂くことを予定しております。

 参加された皆さまにとって、良き学びの機会となり、満足していただける総会となりますよう、総力をあげて準備を進めております。

 2022年6月がどのような世界になっているか予測が難しい昨今ですが、新しい時代におけるリンパ学会総会に是非とも多数の先生方にご参加いただき、活発な討論が展開できますよう心よりお願い申し上げます。

(2020年9月)


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